注文住宅で階段をおしゃれにするには?

公開日:2024/09/15  

おしゃれな階段

注文住宅におしゃれな階段を作ろうと思っても、具体的なイメージが湧かなかったり、機能面とのバランスをどのように取ればいいのか悩んだりすることが多いのではないでしょうか。そこで今回は、階段をおしゃれにするためのアイデアや、昇降しやすい寸法、階段の種類などを解説していきます。

空間を彩る! 注文住宅階段のおしゃれなアイデア

近年の注文住宅では、階段をインテリアの一部として考えることが一般的になっています。階段のデザインにこだわることで、空間全体にアクセントを加え、より個性的な住まいに仕上げられます。ここでは、注文住宅で階段をおしゃれにするためのアイデアをいくつかご紹介します。

開放感を演出するスケルトン階段

壁や蹴込み板がないスケルトン階段は、開放感とスタイリッシュさを兼ね備えた人気のデザインです。リビング階段と組み合わせることで、広々とした空間を演出できます

ワークスペースや収納スペースに活用できる踊り場

階段の踊り場は、単なる休憩スペースとしてだけでなく、ワークスペースや収納スペースとして活用もできます。テレワークや趣味の部屋として利用したり、家族の思い出の写真や小物を飾ったりと、アイデア次第でさまざまな用途に活用できます。

空間を繋ぐアクセントとなる手すり

階段の手すりは、デザインを変えることで空間全体の印象を変られます。アイアン製の細い手すりならモダンな雰囲気に、木製の手すりならナチュラルな雰囲気になります

スキップフロアで空間を立体的に

スキップフロアは、階段を一段飛ばしにしたような構造で、空間を立体的に演出できます。限られた空間を有効活用したい場合や、個性的な空間を作りたい場合におすすめです。

壁に沿った階段でデッドスペースを有効活用

壁に沿って階段を設置することで、階段下スペースを有効活用できます。テレビボードや収納棚などを設置したり、観葉植物を飾ったりして、自分好みの空間に仕上げられます

安全に上り下りできる! 昇降しやすい階段の寸法

階段は、見た目だけでなく、安全に上り下りできることも重要です。建築基準法では、階段の寸法について以下のように定められています。

階段幅

階段幅は、75cm以上と定められています。これは、すれ違う時に2人が余裕を持って歩ける幅です。小さなお子さんや高齢者がいる場合は、より広い幅の階段を選ぶことをおすすめします

踏み面

踏み面は、15cm以上と定められています。これは、大人の足のサイズに合わせた幅です。踏み面が狭すぎると、足を踏み外す危険性があります。

蹴上げ

蹴上げは、23cm以下と定められています。これは、一度に上がる段の高さを表します。蹴上げが高すぎると、上り下りするのが大変になります。小さなお子さんや高齢者には、18cm以下の蹴上げの階段がおすすめです

手すり

階段には、手すりを付けることも義務化されています。手すりは、転倒防止だけでなく、上り下り時の支えにもなるので、必ず設置するようにしましょう。手すりの高さは、85cm~90cmが一般的です。

階段の寸法は、住む人の年齢や体力によっても異なります。小さなお子さんや高齢者がいる場合は、とくに注意が必要です。具体的な寸法については、建築士や専門家に相談をおすすめします。

用途に合わせて選べる! 階段の種類

階段には、直線階段、折れ階段、折り返し階段など、さまざまな種類があります。それぞれの特徴は以下の通りです。

シンプルで省スペースな直線階段

直線階段は、最もシンプルな構造の階段です。必要な面積が少なく、省スペースに設置ができます。ただし、急勾配になりやすいので、とくに高い階に向かう場合は注意が必要です。小さなスペースに効率よく階段を設置したい場合や、スタイリッシュなデザインを求める場合に適しています

踊り場が便利な折れ階段

折れ階段は、階段途中でL字型に折れ曲がっている階段です。踊り場が設けられているため、階段を上り下りする際に休憩できるスペースとして利用できます。また、踊り場があることで、安全性が向上し、転倒のリスクが低くなります。一般的な住宅の階段として人気があります。

上り下りが楽な折り返し階段

折り返し階段は、階段途中でU字型に折り返している階段です。踊り場が広く取られており、上り下りが比較的楽に行えます。勾配が緩やかであるため、足腰の弱い方や高齢者にも優しい設計といえます。

ただし、折れ曲がる部分のスペースを確保する必要があるため、設置には一定のスペースが必要です。家族が多く、頻繁に階段を利用する場合や、安全性と快適性を重視したい場合に適しています。

まとめ

注文住宅で階段をおしゃれにするには、デザインだけでなく、機能面の考慮も大切です。階段は、安全に上り下りできることが重要です。建築基準法の定めを守り、上記のような点にも注意して、安全な階段を作りましょう。今回ご紹介したアイデアや寸法、階段の種類などを参考に、あなたにぴったりの階段を見つけて、理想の住まいを実現してください。

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